間違えて教えられていたときの対処法
新しい職場で間違えて教えられることが介護現場でも起こります。間違えたことを正しいと思ってしてしまったときは微妙な空気になりますよね。介護事故に繋がりかけても、間違えて教えた本人が謝って訂正してくることは、私の14年間の介護経験上ほぼありません。
何か言ってきた役職の特徴と対応のしかた
➡️OJTをしてくれる人たち
気軽に話せて、後の自分と同じ立場の人が多いです。
パート、派遣がする場合もあります。
・さらっと「~と教わったのですが次から気を付けます」でオッケーなことがほとんどです。
中には、施設内でおかしいところを教えて欲しい、どんどん言ってと言ってくる人がいますが、
私は伝えても変わることは9割ありませんでした。
期待はしないでおきましょう。
気を付けないと愚痴大会に発展することもあり、どこで誰が聞いているか分からないので、愚痴を話すのは出来るだけ控えましょう。
➡️フロア(ユニット)リーダー
施設内での行動で、やりにくいところがあれば教えて欲しいと聞かれることがあります。
介護現場には出ていますが残業で事務作業もしていたり、他ユニットのリーダーも掛け持ちしていることがあります。かなりの業務量なので、イライラしていることもあります。
パート、派遣がすることはありません。
・いつ、誰に教えてもらったのか聞かれます。
わかるなら言いましょう。
もしも教えてもらったスタッフの名前や特徴が思い出せない場合は、責められることはないので素直に言いましょう。
➡️主任
複数フロアがある介護現場全体の主任です。現場にほとんど出ない人もいて、人手不足でいざ現場に入ると「指示待ち」ということもあります。
施設によってはこの役職がないところもあります。
もしくはフロアリーダーが兼任していることもあります。
・いつ、誰に教えてもらったのか聞かれます。
わかる範囲で答えましょう。
現場にほとんど出ていない主任の中には派遣を勘違いしている人がいます。
「正社員と同じ仕事をして欲しい!」
「お金出すから私用より残業をして!」
「残業せず、正社員と同じ量の仕事をして欲しい!」
と私はついでに言われたことがあります。
全てに
「無理です」
と答えました。正社員で残業して終わらせる量を派遣なら高いお金を払っているから出来る、させないといけないと思っているのだろうな、という印象を受けることもかなりありました。
そして、間違えたやり方の正社員や直雇用の方をかばったときに何か言われたら、答えられる範囲で答えて放っておくのが無難です。
間違えて教えられて、訂正して謝ってくる人は役職問わずたまにいます。決まって言われるのが
「◯さんが丁寧だから◯さんをお手本にするといいよ」
「私が間違えてた、不快な思いをさせてごめんなさい」
「言ってくれてありがとう! 間違えてごめんね」
でした。すごくあっさりと「ごめん」「ありがとう」がでてきて、他スタッフや新人を認められる人たちだということがわかります。
訂正して謝ってこなくても、良いスタッフがたくさんいることもあります。教えてくれるスタッフが他のスタッフとやり方が違うなと思ったら、すぐに話しやすいスタッフに相談するのもひとつの手段です。