介護職 OJTをしてくれる人はどんな人?
OJTをしてもらう時は緊張しますよね。
教える人も色々考えながらあなたに指導しています。
教えられたことが、メモを見たり考えたりして思い出せなかったら直ぐ聞きましょう。
教える人は時間に追われています。
OJTをしてくれる人はどんな人?
それぞれのメリット、デメリットを紹介します。
・現場主任
メリット
しっかりといいこと、いけないことを教えてくれます。励ましたり、褒めてくれるのが上手い人も沢山います。話をしっかり聞いてくれる人もいます。
デメリット
緊張します。新人や初心者は言われたことを全てやろうとすると、出来ません。時間が足らなかった、技術が足らなかったということが起こります。
・決まったことを毎日している派遣
メリット
時間の使い方が上手い人がいるので、真似をすると上手くいくことが結構あります。色々な施設で働いている人がたくさんいるため、知識、経験豊富な人が多いです。技術もあります。
デメリット
直接雇用ではないため、自分がしていることしか分からない場合があります。真似が出来ない技術を持っている人がいます。
・資格を所持していなくても、勤労年数が長い人
メリット
入居者さんの特徴をよく知っています。こちらの質問にほとんど答えてくれて、時間配分がかなり上手い人がいます。手の抜き方を教えてくれる人がいます。
デメリット
その人独自のやり方を身に付けていて、入居者さんからの信頼も厚いことがあります。新人のうちは真似が出来ないので徐々に入居者さんとの信頼を築いていくしかないです。
・シフトが動かせず、ランダムになってしまった
介護業界はこのようなことが多々あり、仕方がないです。介護歴が短い方がOJTをすることがあります。同じことで苦労してきたのが最近なので、その方はあなたの気持ちを分かってくれます。
・OJTをしてくれる人がいない
どんな職場も、教えてくれる人がいないと全く動けません。他の勤務で同じ時間に入ったことがある、介護歴が長くてベテランだから、ルート表を渡されたからなどは関係ありません。
よほどの人手不足が考えられます。
直雇用の人はフロアリーダー、派遣の人は派遣元の担当に相談して必ず対応してもらいましょう。
派遣元に相談する場合
多くの派遣元は介護経験者がいません。気持ちを分かってもらうのは無理です。介護経験者がいる派遣元はそれを売りにしているので、HPに書いていることが多いです。
あれこれ話したい気持ちは分かります。
しかし介護経験者でなければ、こちらが話していることが理解出来ず、間違って伝わることがあります。真逆に伝わることさえあります。
相談する場合は簡潔にどうして欲しいかだけを伝えることに専念しましょう。
ちゃんと対応してくれる、良い職場だといいですね。
挨拶するコツ
挨拶は大切だけど、なかなか出来ない人がいます。
- 内気だから出来ない
- 忙しくて気付かなかった
- 仲が悪い人だからしたくない
など個人によって理由はありますが、
介護現場では挨拶は必要です。
私はなかなか挨拶が出来ない時期がありましたが、今は出退勤時に
「お疲れ様です」
と全体に向かって言うことが出来ています。
特定の人にではなく、全体に言うと
誰か返してくれます。
返してくれなくても、私はそのまま仕事を
開始したり、退勤時は帰ります。
気にしないのが一番です。
なぜ挨拶が必要なの?
それは、相手を認識するためだったり、
コミュニケーションを取りやすくするためです。
夜勤明けは早出や日勤の挨拶が聞こえてくると
「あと◯時間で帰れる!」と元気をふりしぼれます。
早出や日勤で来たあなたも、あと少しで退勤の
夜勤明けの人には頑張ってほしいはずです。
そうですね、たまにいます。
あなたから直ぐ近くの入居者さんに挨拶が
なかったからするべき、なら分かります。
自分に挨拶がなかったから自分にするべき
これは違うと思います。
下手に無視をしたり、突っかかったりせず、
おとなしく挨拶をしましょう。
そして、出来る限り関わらないようにしましょう。
私も挨拶を忘れて本題から話す時もあります。
わざと挨拶を返してくれない
あなたの周りにいませんか?
挨拶を返してくれないと、モヤっとした気分で
1日が始まります。
嫌ですよね。
そんなときに大切なのは......
- 別の人に挨拶をしにいく
- すぐに忘れる
ことです。
あなたを故意に無視し、モヤっとさせた人のための時間はありません。
出来るだけ早く気分を切り換えましょう。
挨拶をされたら返しましょう
相手も嬉しい気持ちになります。
明るく、声のトーンは少し高めで返しましょう。
挨拶を返さないと......
- 自分も挨拶をされなくなる
- 仕事に悪影響が出る
- 印象が悪くなる
といったことが起こります。
これは相手にも自分にも良くないですね。
数秒で終わる挨拶ですが、返す返さないで
相手の印象が全然違います。
そういうときは、空気に挨拶をしましょう。
自分から挨拶する場合は全員にまとめて挨拶をしてしまいましょう。
大丈夫です。
私は、挨拶を返すときは空気に向かってでしたし、自分から挨拶する場合は全体にしていました。
でも皆は返してくれました。
今でも時々します。
なかなか理由によっては挨拶しにくい
と思います。
しかし、1日の始まりや締めくくりに大切なもの
なので、最初は空気に向かってでも良いので挨拶をしてみましょう。
間違えて教えられていたときの対処法
新しい職場で間違えて教えられることが介護現場でも起こります。間違えたことを正しいと思ってしてしまったときは微妙な空気になりますよね。介護事故に繋がりかけても、間違えて教えた本人が謝って訂正してくることは、私の14年間の介護経験上ほぼありません。
何か言ってきた役職の特徴と対応のしかた
➡️OJTをしてくれる人たち
気軽に話せて、後の自分と同じ立場の人が多いです。
パート、派遣がする場合もあります。
・さらっと「~と教わったのですが次から気を付けます」でオッケーなことがほとんどです。
中には、施設内でおかしいところを教えて欲しい、どんどん言ってと言ってくる人がいますが、
私は伝えても変わることは9割ありませんでした。
期待はしないでおきましょう。
気を付けないと愚痴大会に発展することもあり、どこで誰が聞いているか分からないので、愚痴を話すのは出来るだけ控えましょう。
➡️フロア(ユニット)リーダー
施設内での行動で、やりにくいところがあれば教えて欲しいと聞かれることがあります。
介護現場には出ていますが残業で事務作業もしていたり、他ユニットのリーダーも掛け持ちしていることがあります。かなりの業務量なので、イライラしていることもあります。
パート、派遣がすることはありません。
・いつ、誰に教えてもらったのか聞かれます。
わかるなら言いましょう。
もしも教えてもらったスタッフの名前や特徴が思い出せない場合は、責められることはないので素直に言いましょう。
➡️主任
複数フロアがある介護現場全体の主任です。現場にほとんど出ない人もいて、人手不足でいざ現場に入ると「指示待ち」ということもあります。
施設によってはこの役職がないところもあります。
もしくはフロアリーダーが兼任していることもあります。
・いつ、誰に教えてもらったのか聞かれます。
わかる範囲で答えましょう。
現場にほとんど出ていない主任の中には派遣を勘違いしている人がいます。
「正社員と同じ仕事をして欲しい!」
「お金出すから私用より残業をして!」
「残業せず、正社員と同じ量の仕事をして欲しい!」
と私はついでに言われたことがあります。
全てに
「無理です」
と答えました。正社員で残業して終わらせる量を派遣なら高いお金を払っているから出来る、させないといけないと思っているのだろうな、という印象を受けることもかなりありました。
そして、間違えたやり方の正社員や直雇用の方をかばったときに何か言われたら、答えられる範囲で答えて放っておくのが無難です。
間違えて教えられて、訂正して謝ってくる人は役職問わずたまにいます。決まって言われるのが
「◯さんが丁寧だから◯さんをお手本にするといいよ」
「私が間違えてた、不快な思いをさせてごめんなさい」
「言ってくれてありがとう! 間違えてごめんね」
でした。すごくあっさりと「ごめん」「ありがとう」がでてきて、他スタッフや新人を認められる人たちだということがわかります。
訂正して謝ってこなくても、良いスタッフがたくさんいることもあります。教えてくれるスタッフが他のスタッフとやり方が違うなと思ったら、すぐに話しやすいスタッフに相談するのもひとつの手段です。
体力的と精神的、どちらを選ぶ?
介護疲れは3種類あります。
1. 精神的な疲れ
2.体力的な疲れ
3.両方
施設によって、認知症フロア、身体介助が多いフロアと分けているところもあります。
当たり前と思うかもしれませんが、自分に合った疲れ方をしないと長続きしません。どちらが自分にとってマシなのかを考えてみましょう。今回は「精神的な疲れ」と「体力的な疲れ」をご説明します。
精神的な疲れ
認知症、精神的な病気が重度な入居者さん、気難しい入居者さんを多く対応しています。
入居者さんの身体は元気です。
あちこち歩き回り、自分の居室以外の場所に行こうとします。
何が起こるか分からないので、目が離せないです。そしてホント何も出来ません。
目を離すと思ってもみないことが起こり、介助者をびっくりさせてしまうこともあります。慌てず、冷静に行動しましょう。
・他入居者さんの居室で、ベッドと窓の間など狭い隙間に転倒されているのを発見。
→転倒している場合は、ひとりで起こしたり車椅子に座らせるのはしない方が良いです。入居者さんの負担になりますし、複数人で起こした方があなたの負担も少ないです。必ず誰かを呼びましょう。
・何も食べたはずがないのに口をもぐもぐしていた。口を開けてもらうとカラフルビーズが何個も入っている。
→びっくりしますが、入居者さんを刺激しないように落ち着いて行動しましょう。喉につまらせたら大変です。まずはビーズを自力で出してもらうように声をかけましょう。それでダメなら口を開けてもらい、あなたが介助用手袋をして取り出しましょう。自信がなかったり、飲み込んでしまった場合は看護師か他スタッフを呼びましょう。
・オムツやパッド、トイレットペーパー(ロールごと)をトイレに流し、詰まってしまう。トイレが噴水状態になる。
→取り除き切れなくて直らなければ、業者対応です。
上記のことが起こるとは限りませんが他にも、1日に何かが起こります。
その多くが精神的な疲れに繋がります。
対応力が求められ、臨機応変に出来ない人はかなり疲れるかもしれません。私は精神的な疲れに弱いのでこのタイプの入居者さんは臨機応変に対応出来る人に任せています。見かねて助けてくれることもあります。
体力的な疲れ
入浴、移乗、排泄、食事などがほぼ全介助の入居者さんを多く対応しています。
車椅子またはリクライニング車椅子を利用されていて話せない方が多いです。
・1日に10~20人の身体的に重度な要介護者の入浴介助をする。
→結構な重労働です。服を着てサウナに入るようなものなので、介護歴が短い人は途中で気分が悪くなる人もいます。水分を細めに取ることが大切です。
・移乗、排泄介助が必要な入居者さんばかりなので、一日中そればかりをしている。
→ボディメカニクスを駆使しないと、腰を痛めます。早く介助を終わらせたいのは分かりますが、ベッドの高さを自分が介助しやすい位置に調節をしましょう。
上記で体力的な疲れに繋がります。
介護に慣れていない人は移乗中に転落させてしまうなど、事故に繋がります。私は新人さんのOJTをしていたこともあり、移乗中に転落しかけた入居者さんを車椅子に引き上げたことが何回かあります。結局何度やっても上手くいかず、新人さんは身体的な介助が少ない、認知症の入居者さんが沢山いるフロアに回されました。そこでは上手くやっていけてるようでした。
自分が臨機応変に入居者さんの対応が出来、身体介助にあまり自信がないのであれば平均要介護度が低い施設をおすすめします。体力、身体介助に自信があるけど、臨機応変に入居者さんと話したり接することが苦手なのであれば平均要介護度が高い施設をおすすめします。
働く施設を変えた方が良い場合
介護でなくても、置き換えればほぼ全ての職場に当てはまるかもしれません。ストレスがたまってしまい、自分を追い詰めてしまうことで時間を潰してしまっています。
心身にも将来にも良いわけがありません。
その深刻な状況に陥ってしまわないように、あるいはキズがこれ以上深くならないうちに辞めて次を探すことをしましょう。
今回は働く施設を変えた方が良い場合について3つご説明します。
1.必要なものが催促しても貰えない。
・制服
・介護記録に必要なPCのID、パスワード
など。
同じ施設で働いているのに、孤独を感じてしまいますね。ストレスも感じる人がいるかもしれません。そして仕事に影響が出てしまうと、更に施設に対して不信感を持ってしまいます。
私は、ある施設で制服のことを何回か催促しても、そのたびに言い訳されて渡されませんでした。PCも仕事に支障が出るのに、こちらがしつこく催促しないと放置されていました。
⬇️その施設で起こったことは...⬇️
入居者さんへの対応も曖昧で、スタッフ自身で自らの首を絞めてしまっていました。
スタッフが入居者さんのことを把握しきれていませんでした。食事形態の間違いにも繋がってしまっていました。
スタッフの中では「スタッフの○さん(あるいは入居者の○さん)が嫌だから」という人もいて、私が代わりに介助に入るということも起こっていました。
こちらが働きやすいようにするという面談が月に何回かありました。しかし面談で話された方法が実行出来ず、施設にも誠意を感じられず辞めました。
2.自分だけ身体介助が多い。
・一日中移乗、オムツ交換をほぼ全員の入居者にしている。
・午前、午後と自分だけ、ほぼ毎日入浴介助をしている。
これはかなりつらいですね。介護経験者で優しいとか、何でも引き受けてしまう、周りが動かずどんどん自分で動いてしまうという人がなりやすいです。
1日が終わったらぐったりです。
⬇️その施設で私に起こったことは...⬇️
周りから引き受けすぎて、自分の業務が終わりません。引き継ぎをして仕事を残して帰ることが多くなり、周りからは仕事が出来ないレッテルを貼られます。
主に身体介助を振られ、引き受けてしまうため退勤までスタミナが持ちません。
断ってもわざとやらなくても、ずっとそのままなので、困るのは入居者さんです。そして翌日は私のせいになっています。
一日中入浴介助やオムツ交換、移乗は止めてもらうようにカンファレンスで言い、相談もしましたが、必ず元に戻っていきました。
ストレス、しんどさもかなりあり、辞めました。
3.パワハラを受けた
・パワハラをしてくる人が直接雇用。
・フロア異動しても階が違わなければOJTなし。
・施設に相談したが、施設がパワハラ正社員をかばう。
本当につらいので上記のような状況である場合、すぐ辞めるべきです。仕事出来ないレッテルを貼られた後にパワハラを受けやすいです。初心者や新人いじめをしてくる人もいます。
⬇️その施設で私に起こったこと⬇️
誰も手伝ってくれませんでした。
ペアのスタッフは記録をすることに夢中で、転倒リスクが高い入居者が椅子から立ち上がってもパソコン画面などを見ていました。対して私はオムツ交換で入居者さんの部屋を回っていました。
ペアスタッフには何回か声かけましたが無視されました。
私は立ち上がっている入居者さんに声をかけて車椅子に座ってもらい、一緒にオムツ交換に回りました(入居者さんは部屋の前で背を向けて待機)。
その間も立ち上がり頻回でオムツ交換が退勤時間までに終わりませんでした。
時間内に終わらないことをペアスタッフにめちゃくちゃ注意されました。反論しましたが、異性であり付きまとわれて怖かったです。
当然、契約期間内でしたが辞めました。
下手に波風立てない方が良いです。
さっと辞めないと、いつまでもズルズル同じ職場に居続けます。
時間は戻りません。
仕事のことで頭がいっぱいになり、
あなたの好きなことも出来ません。
「仕事のための生活」になってしまいます。
そうならないためにも、上記3つのようなことがあれば辞めて次を探すことをおすすめします。
自分の経験が多くなってしまいましたが、介護やそれ以外の職種でも似たようなつらい経験をされた方もいるのではないでしょうか?
我慢をして居続ける方もいるのではないでしょうか。私もなかなか辞められなかった時期があります。毎日泣きました。本当につらいですよね。
あなたの時間を仕事のためではなく、あなたのために使うことが大切だと思います。
良い職場に出会えるといいですね。
自分にあった施設選び
施設といっても沢山の種類があります。
今回は
- 高級な施設(高級有料老人ホーム)
- 一般的な施設
の違いについて説明します。面接を受けているときに分からなかったら高級な施設は必ず聞いておきましょう。
それぞれの違ったところ
化粧
・一般的な施設
化粧をしなくても何も言われません。
・高級な施設
薄い化粧を求められることがあります。
服装
・一般的な施設
私服(ジーンズ禁が多い)の所や制服の所、さまざまです。
・高級な施設
制服の所がほとんどです。
靴や靴下は色指定があった所もありました。朝礼で身だしなみの確認をスタッフ同士でやるところがあります。
髪型
・一般的な施設
髪は長いと結ぶという指示だけです(結ぶ高さの指定はあるかも)。
・高級な施設は結び方、ピンやゴムの指定があるところもあります。
名前の呼び方、言葉遣い
・一般的な施設
「さん」、言葉が多少崩れてもほぼ何も言われません(出来れば崩れない方が良い)。
・高級な施設
「様」、必ず敬語や丁寧語をつかいます。
会釈
高級な施設は入居者さんやご家族とすれ違うときに施設スタッフは立ち止まって軽く会釈をします。
いっけん、高級な施設は内装がホテルのように豪華で礼儀を大切にしているのでお堅そうに見えます。自立した入居者さんが多く、自由に外出される方もいます。手がかからない方や、礼儀さえ大切にしていれば、優しい入居者さんも多いです。
私の経験からすると、スタッフはホテル勤めをしていた、あるいはしている人が結構多かったです。
高級な施設はイベントが見どころ
高級な施設は入居者さんがお金をたくさん払って入居しているので「イベントもしっかりしたものを」と考えています。お金をだしてプロの方やその道に詳しい方を呼ぶことが多いです。現場スタッフや事務スタッフなどがフロアの机や椅子を並べ変えます。そして現場スタッフが入居者さんを誘導します。
対して一般的な施設は現場スタッフや施設事務スタッフなどが協力してイベントをするところが多いです。ボランティアを呼ぶこともあります。
私はどちらの施設も経験があります。
自分にあった施設は高級な施設ではありませんでした。少し息苦しさを感じました。高級な施設は入居者さんは「お客様」という意識をしっかり持ち、接しています。スタッフと入居者さんの距離がしっかりしています。キッチリが好きな方やガッツリの介護はちょっと...という方に向いているかもしれません。
一般的な施設はアットホームで敬語や丁寧語をしっかりつかうスタッフは少ないです。「一緒の空間で生活している」というイメージです。スタッフと入居者さんの距離はつかみにくいですが、話が自然に出来るので、入居者さんのことを聞き出しやすかったりします。敬語が少し苦手でも大丈夫です。
ここまで比較しましたが、
どちらが良くて、どちらが悪い
というのではないです。
自分にとって働きやすいかどうかを考えましょう。
これが出来れば大丈夫!
入居者さんやご家族は100人100色!
入居者さんやご家族への接し方には色々あります。今回は接するときに、これが出来れば大丈夫!
というのを4つご紹介します。
1. 適度なところで話を切り上げる
→介護をしているとちょっとした空き時間が出来ることがあります。入居者さんやご家族とコミュニケーションを取ることで、楽しい時間を過ごせます。
ただ、いつまでも会話していると、入居者さんや
ご家族はどんどん話をし続け、いつの間にか業務が回らなくなることもあります。
このあとに用事が入っていることを伝え、適当な
ところで話を切り上げましょう。その場で用事を
入れてしまうのもひとつの手段です。
どうしても話が長い人は他スタッフに自分のPHSを鳴らしてもらいましょう。そうすれば大抵の入居者さんは「仕事なんだ」と認識し、解放してくれます。
上記が出来ない場合、私は電話が掛かってきたと
言い、切り上げたこともあります(笑)
2. あいまいな言い方は避ける
→「ちょっと待って」「もう少し」などは入居者さんを不安にさせることがあります。
待たせる場合、すぐ戻るとき以外は「5分だけ待って」「15分くらい」などを伝えてから離れましょう。
もし自分がされたらどう思うかを考えましょう。
→家族や入居者さんから物事を尋ねられて、分からない場合は
・分かる又は対応出来るスタッフに聞きに行く
・分かる又は対応出来るスタッフに投げる
ことをしましょう。
あいまいな言い方では、入居者さんや家族はよけいに不安になりますし、自分自身や施設への不信感に繋がります。
3. 一生懸命対応する
→入居者さんの中には、一生懸命な人を応援してくれたり気遣ってくれる人がいます。
周りをよく見ている方もいます。
お互いに気持ちよく過ごせるように頑張りましょう。
4. 敬語をつかう
→全て敬語にするのは難しいです。部分的にでもいいので、敬う気持ちを忘れないように敬語を使いましょう。
タメ口があまりに慣れていると、不快に思う入居者さんやご家族もいます。
入居者さんやご家族は私たちスタッフとの距離を勘違いされるかもしれませんし、スタッフも入居者さんとの距離を無意識に勘違いしています。
お友達ではありません。
上記が出来ないと入居者さんやご家族に不安や不信感を与えてしまったり、あるいは私たちとの距離を適切に掴めないことに繋がるので、スムーズな介助が難しくなります。
認知症や障害、病気があるからといって、100%に近いかたちで施設都合で対応しては、入居者さんは認知症が酷くなります。
ご家族に甘えすぎても負担をかけてしまいます。
丁度よいバランスが大切です。
お互いに毎日を気持ちよく過ごせるように、少しずつ頑張りましょう。