自分にあった施設選び

施設といっても沢山の種類があります。
今回は

  • 高級な施設(高級有料老人ホーム)
  • 一般的な施設

の違いについて説明します。面接を受けているときに分からなかったら高級な施設は必ず聞いておきましょう。

それぞれの違ったところ


化粧
・一般的な施設
化粧をしなくても何も言われません。

・高級な施設
薄い化粧を求められることがあります。


服装
・一般的な施設
私服(ジーンズ禁が多い)の所や制服の所、さまざまです。

・高級な施設
制服の所がほとんどです。
靴や靴下は色指定があった所もありました。朝礼で身だしなみの確認をスタッフ同士でやるところがあります。


髪型
・一般的な施設
髪は長いと結ぶという指示だけです(結ぶ高さの指定はあるかも)。

・高級な施設は結び方、ピンやゴムの指定があるところもあります。


名前の呼び方、言葉遣い
・一般的な施設
「さん」、言葉が多少崩れてもほぼ何も言われません(出来れば崩れない方が良い)。

・高級な施設
「様」、必ず敬語や丁寧語をつかいます。


会釈
高級な施設は入居者さんやご家族とすれ違うときに施設スタッフは立ち止まって軽く会釈をします。


いっけん、高級な施設は内装がホテルのように豪華で礼儀を大切にしているのでお堅そうに見えます。自立した入居者さんが多く、自由に外出される方もいます。手がかからない方や、礼儀さえ大切にしていれば、優しい入居者さんも多いです。

私の経験からすると、スタッフはホテル勤めをしていた、あるいはしている人が結構多かったです。

高級な施設はイベントが見どころ

高級な施設は入居者さんがお金をたくさん払って入居しているので「イベントもしっかりしたものを」と考えています。お金をだしてプロの方やその道に詳しい方を呼ぶことが多いです。現場スタッフや事務スタッフなどがフロアの机や椅子を並べ変えます。そして現場スタッフが入居者さんを誘導します。

対して一般的な施設は現場スタッフや施設事務スタッフなどが協力してイベントをするところが多いです。ボランティアを呼ぶこともあります。



私はどちらの施設も経験があります。
自分にあった施設は高級な施設ではありませんでした。少し息苦しさを感じました。高級な施設は入居者さんは「お客様」という意識をしっかり持ち、接しています。スタッフと入居者さんの距離がしっかりしています。キッチリが好きな方やガッツリの介護はちょっと...という方に向いているかもしれません。
一般的な施設はアットホームで敬語や丁寧語をしっかりつかうスタッフは少ないです。「一緒の空間で生活している」というイメージです。スタッフと入居者さんの距離はつかみにくいですが、話が自然に出来るので、入居者さんのことを聞き出しやすかったりします。敬語が少し苦手でも大丈夫です。


ここまで比較しましたが、
どちらが良くて、どちらが悪い
というのではないです。
自分にとって働きやすいかどうかを考えましょう。