介護現場の仕事を覚えらるコツ1
介護歴に関わらず、入社したての頃は
みんな初心者です。
1.入居者さんの名前、席、部屋
2.物品、日用品の在りか
3.介助のしかた
最初からわかりませんよね。
誰でも短期間で覚えるのは
無理です。
今回は1についてご説明します。
入居者さんの名前、席、部屋について
これは、苦手な人は苦手です。
入社すると
「まずは入居者さんの名前を覚えてください。仕事の流れなどはその次です」
と言われます。
入居者さんの名前を覚えなければ
仕事になりません。
名前の覚え方
安心してください。
入居者さんのそばに行くときや
介助をするとき、どんどん名前を
呼ぶと覚えられます。
顔を見ながらなので自然と
名前と顔が一致してきます。
しっかりしている入居者さんは
名前を呼ぶと返事をしてくれます。
ここで注意することは、
自分の名前ではないのに
返事をしてしまう方が
いるかもしれないことです。
これは配膳や配薬をするときに
事故につながります。
➡️この人は刻み食なのに
一般食を食べた結果、
喉につまらせてしまった。
➡️間違えて違う人の薬を
飲んでしまった。
ということが起こり、命の危険に
さらされることもあります。
スタッフの中には
「○さんはしっかりしているようで
認知症がかなりある」
など、詳しく教えてくれる人も
いるので、
自分の記憶が怪しければ
他のスタッフに聞きましょう。
席の覚え方
席を覚えるのは名前を覚えることより
時間がかかることがありますが
積極的にスタッフに聞きながら
自分から配膳、配薬しましょう
名前をより確実に覚えることにも
繋がります。
ダブルでお得ですね!
食事やおやつを配るときに
- 食事に付いている名札を必ず確認
- そばまで行き、声にだして名前を呼ぶ
- 「今日はお肉ですね」「おいしそうですね」など、ひとこと添える。
すると、顔と席が覚えられます。
○さんは自分が配薬した△さんの隣、
むかいなどの覚え方も有効です。
大抵の施設は
「席は決まっていない」
と言われますが、入居者さんの中では
席は決まっています。
テレビがよく見える、
外が見たいからなど...
その入居者さんが何故そこに
座りたいのかを覚えて話題にだすと
喜ばれることもあります。
部屋の覚え方
プライバシーのことを考えて、
部屋の入口は番号しか
書いていなかったり、
申し送りで名前の代わりに
部屋番号で言う施設もありますが、
分からなかったらそのつど聞けば
いいです。
長く同じ施設にいても、320号室は
誰だっけ?
となることもあるので遠慮しない方が
いいです。
休憩時間に施設内をぐるぐる回りながら
覚える方がいますが、疲れるので
おすすめしません。
訪室するときに、
○さんの部屋の隣だなとか
浴室の前を通って真っ直ぐだな
と思うだけである程度覚えられます。
食事が居室配膳だったり、
自立されている入居者さんは
ほとんど介助しなくても良いので
関わりが少なく覚えにくいものです。
いかがでしたか?
積極的に入居者さんの名前を呼び、
エピソードを作りながら接していくと
自然に覚えることが出来ます。
大丈夫です。
長年勤めているスタッフも
部屋番号を忘れたり、名前が出て
こなかったりします。
ゆっくり、焦らず覚えましょう。